この前買ったライトノベル

僕は友達が少ない (MF文庫J)

僕は友達が少ない (MF文庫J)

・特徴
 よくある登場人物が少な目の学園モノだが、特徴としてヒロイン達に残念な部分が必ずあるというところである。どのキャラもなかなかの残念さを誇るため、どの辺りは他のラブコメ・学園モノとは一線を画しているところだといえるだろう。
・あらすじ
 リア充になりたいと思っている主人公は気付けばハーレム状態でリア充になっていた。そんな話である。リア充爆発しろって言ってる主人公爆発しろ。
・まともなあらすじ
 主人公・羽瀬川小鷹は転校してきて間もないという事と、誤解を受けやすい見た目などのせいで友達どころか話しかけてくれる同級生すらいない。小鷹はある日、クラスメイトである三日月夜空がエア友達(エアギターなどの友達バージョン)と話しているところに遭遇。その行動に驚きつい夜空に話しかけてしまい、話の流れで真の友達を作るための部、隣人部に入部させられてしまう。どういうわけか人が集まり、気付けば隣人部は部員6人顧問1人エア友達1人で活動することになっていたのであった。
 

・キャラ紹介
羽瀬川 小鷹(はせがわ こだか)
 聖クロニカ学園高等部二年五組に所属。日本人とイギリス人のハーフで、髪の毛はくすんだ金髪(本人曰く”不良が格好つけて染めようとして失敗した頭”)。目つきの悪さと相まってヤンキーのようにしか見えないし、周りからもそう思われている。子供の頃から髪の毛のせいでいじめをうけたり、周りから怖がられていたり、噂を立てられていたりした。転校してから一月しか経っていないことと、その見た目もあって友人がいない孤独感に苛まれている。実際の彼はヤンキーとは正反対の人間で、勉学そこそこ家事が得意。
 三日月夜空がエア友達と話していたところを目撃したことにより、夜空の創った隣人部に強制的に入部させられた。笑い話が致命的に下手で、理解してくれたのは顧問のマリアだけである。
三日月 夜空(みかづき よぞら)
 高等部二年五組に所属。黒髪を腰まで伸ばし、美しいという言葉が似合う美貌の持ち主なのだが、学校では常に不機嫌そうにしているためか友達がいない。小鷹にエア友達”トモちゃん”の事がばれた際に隣人部のことを思いつき、創部。
 S気質なのか、顧問であるマリアをおだてたり脅したりすることで思い通りに操ることを喜びにしている感がある。また、柏崎星菜とは犬猿の仲で、そのS気質を存分に発揮しなんどかひどい仕打ちをしている。
 最初は圧倒的な変人として登場したものの、気がついたら大分常識的な立ち位置になりつつある。変人化のインフレについていけなかったということだろうか。多分この作品において最も乙女らしいヒロインである。
「いいぞエア友達は。小鷹も作ったらどうだ?」
柏崎 星菜(かしわざき せな)
 高等部二年三組に所属。理事長の娘で成績優秀、スポーツ万能で容姿端麗と欠点などない完璧超人に見えるが、性格が大分歪んでいる。極度のナルシストで、男子が靴を舐めさせてもなんとも思わない。というか当然だと思っている。小鷹曰く、「こいつが友達いないのは優秀だからとか男にモテるからとかではなく性格がアレだから」。
 隣人部に入部後夜空にいじられたり責められているうちに大分性格が丸くなってきた。それまでの過ごし方のせいか精神的に打たれ弱く、夜空に言い負かされて泣きながら部室を飛び出ることも多々ある。なお夜空につけられたあだ名は「肉」。
 隣人部の活動の一つとして『他人と会話する練習』のためにプレイしてみたギャルゲーに嵌ってしまい、それ以降様々なギャルゲー・エロゲーをプレイしている。プレイしていることを知っている人しかいないとは言え、隣人部の部室でヘッドホンを着けながらエロゲーをプレイする猛者である。
 小鷹の妹の小鳩に並々ならぬ執着をみせており、気を引くために声をかけてはいるがその様は完全に『通学路で小学生を攫おうとしている変質者』。
 現在、「”柏崎星菜”」よりもギャルゲー初プレイ時に入力させられてしまった「”せもぽぬめ”」の方がgoogleでのヒット数が多い。
「……ゲームの中に入れたらいいのに……」
楠 幸村(くすのき ゆきむら)
 高等部一年一組所属。”しんのおとこ”になりたいと憧れており、幸村の中でその条件に合致する小鷹を「あにき」と慕っている後輩。メイド服を着せられていたり、それが似合うような可愛らしい見た目だが本人曰く「だんし」らしい。
 その女子のような見た目から周りの男子からどう接したらいいのかわからずに避けられており、友達がいない。”しんのおとこ”になるためには小鷹の近くにいるのが最も良いと考え隣人部に入部する。
 命令には至極従順だがやることが極端で、扱い辛い一面がある。歴史に関わる単語以外はひらがなで書かれることが多い。おそらく口調の平坦さを文面で再現するためだろう。
「はいっ。わたくしは、あにきが受けというのもいいと思います」
志熊 理科(しぐま りか)
 高等部一年。典型的な腐女子であり、ところかまわず下ネタを連発するオヤジ的なキャラでもある。オタクと腐女子とオヤジを足して割ったようなキャラで、残念度は隣人部のなかでもトップクラス。ロボット×ロボットのBLが好きというニッチにもほどがある嗜好を持っており、理解者は今の所いない。
 性格や振る舞いとは裏腹に理系の知識はまさに天才的。理事長自らが入学してくれるようにスカウトするほどである。授業には出席せずに理科室(理科専用の教室という意味)で研究を行って良いという特例を与えられるほど。実験中におきた事故で気絶しているところを小鷹に助けられたのを切欠に入部。
 小鷹に最もストレートに求愛している人物だが、その言動の残念ゆえに小鷹には相手にされていない。
「ちくしょう……なーんでお前が理科なんだろうなあ……お前が理科じゃなければよかったのに……クソッ、この世に神はいねえのか……」
「世界を憎むかのように歯軋りしつつ理科の人格を全否定ですか!?こっちのほうが泣きたくなりますよ!?」
羽瀬川 小鳩(はせがわ こばと
 中等部二年。小鷹の妹だが、母親の血を濃く受け継いだのか綺麗な金髪に碧眼のいかにもな西洋系美少女。
 しかし中学一年の時に見たアニメがあまりにも衝撃的で、その影響で邪気眼を発症。自らを「レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌(スメラギ)」と名乗り、吸血鬼という設定の下に厨二系台詞を呟きまくっている。その影響で学校での友達はいない。ビックリした時や怒っている時などは口調が素に戻り、熊本弁で喋るようになる。小鷹への呼称は「魂の片割れ」「闇の釜より生み出した下僕」など。素の時は「あんちゃん」。
 小鷹にマリアが擦り寄ろうとするのが我慢できずに隣人部へ入部するという筋金入りのブラコン。人見知りで、自らの妹にしようと擦り寄ってくる星菜が苦手。
「……また人のあんちゃ……眷属に馴れ馴れしく……」
高山 マリア(たかやま まりあ)
 隣人部の顧問で学園で働いているシスター。見た目は子供、実年齢も10歳で子供。夜空に騙されて昼寝部屋を隣人部の部室にされてしまい、さらには顧問にさせられてしまった。
 頭は天才的で、中学の数学などは「おさるさんでも解ける」と言い切るほど。確かに頭は良いのだが、人を疑うと言う事を知らず、おだてられたり挑発されるとすぐに騙されてしまう。その騙しやすさは騙している夜空が不安に思うほどである。
 テンションが高くなると突然敬語で話し始めたりする。口癖はたぶん「うんこ」。マリアが登場すると一行に4回くらいうんこという文字が出てくることすらある。
 シスターという職業柄、吸血鬼(という脳内設定の)小鳩とは死闘というなの何かをよく繰り広げている。
「わーいカレーだー!あははカレーってうん―――」「続きの言葉次第では殺す」「うん……うんめえので好きですっ!」
トモちゃん
 夜空のエア友達。成績優秀で運動神経も抜群で歌も上手い。性格も良く友達思いの欠点なしの人物。




なんかキャラ紹介書いたら疲れた。まあこのキャラ紹介もニコニコ大百科の記述を大分参考にしてるんですがね。