見える中段、見えない中段。
・見えるもの
 発生が極端に遅い、暗転がある、モーションが分かりやすいなどの要素がある場合ガードすることは簡単になる。
発生が遅いものは理由は言うまでもないだろう。暗転するものは超必殺技だが、これは暗転後ガード切り替えが可能な技に限る。ジョニーの雲長の居合いなどは発生が暗転後0Fなのでガードするには読むしかない。だが、暗転してガードが切り替えられるタイプの中段に当たってしまうという場合、その原因は知識不足以外の何者でもないだろう。モーションが分かりやすい、というのはガードしやすさにかなりの影響を与える。仮に発生が20F程度でも、そのモーションが大きい、例えばレイやケンシロウの低空ダッシュJBなどはガードしやすいだろう。
 低空技などよりも地上技の中段が見えにくいのは、モーションの小ささが関係している場合も多いだろうと思う。人によってはサードの中段は見えてもメルブラの中段が見えないって人もいるみたいだし。これは動きが滑らかで何をしているか分かりやすいサードと、動きの荒さを勢いで誤魔化している感のあるメルブラのドットの差だろうね。
・見えないもの
 発生が早い、モーションが分かり難い、途中まで同じ動作の下段などの択がある、等の要素が絡んでいるもの。
発生が早いものは単純にガードが間に合わないことが多い。同じ動作から二択を迫るタイプは、他の択に意識を裂いてしまうため反応が遅れることが多々ある。モーションが分かり難いものは、発生よりも明らかに早く感じるものだろう。ギルティで例を挙げるとジャムのダストなどだろうか。
 また、どこからその中段を繰り出すことが出来るか、ということも重要である。いくら発生が早くとも、出せるタイミングが一定かつ対の択が乏しい場合、ガードされるか対の択を無視する選択を取られてしまうだろう。いくら中段が強くとも、その対の択が弱くてはあまり機能しないものである。
 ただ、サウザーの低空爆星やレイの低空どこを見ているなどは発生が早い(双方17F)上にモーションも小さいため、ファジーガード以外で見切るのは困難である。特にレイの場合小足が当たっても低ダが当たっても投げが当たっても、要するに何で崩れても死に至る危険性があるため、小足をガードしつつ投げや低ダを警戒して凌いでいる人が多い。それゆえ意識の外にある上に非常に発生の早い低空どこを見ているは非常にガードが困難な崩しになってしまうわけである。つまり、発生が早い・モーションが分かり難い・対の択が強力、と三拍子揃っているわけですね。しかもガードされても特に不利ではないし、ブーストJBとか使えばターンも取れる、と。


 しかし、意識してなければ発生30Fの中段でも喰らうもんです。中段をバカスカ当てているプレイヤーは、相手が中段が見えていないか、意識の配分をさせるのが上手いかですね。