最低SS、っつーか全盛期のU−1SSのテンプレというか。

 昨日の最低SS関連の続きとか。実は最近は最低SS読んでないから流行とか良く分からないんだよね。


・なんの脈絡もなく登場キャラが投影キャラに惚れる。
 投影キャラって書くの面倒だからこれからは主人公という記述にします。
 これも良くあるパターンで、惚れるキャラは大抵の場合作者のお気に入りのキャラ。ただ、主人公は万人に好かれる完璧超人だZE☆ということを主張したい場合、モブキャラ等が惚れたりもします。所謂Uー1SSが全盛期だった頃の「ニコポ」(※1)も同じような流れから生まれたと思っていいのではないでしょうか。

・主人公が最強設定にも関わらず、敵に圧勝することだけでしかその強さを表現できない
 所謂「凄み」がなく、その強さに説得力が欠けていることが非常に多い。RPGでチートを使ってレベルマックスにして、最初の方のボスをボコっていても何一つ凄いと思わないのとおそらく同じ感覚だろうと思います。頭脳戦でその(設定上の)強さや頭の良さを書こうとしても、相手の裏をかくような展開は書こうとしても書けず、読んでいる側からすると偶然以外の何者でもないようながっかりな展開になってしまうことも多々あったりします。それでも主人公が頭脳勝ちしたと表現すれば最低SSとして完璧です。
 要するに、相手は基本的にぼこられたり間抜けな場面を晒すだけなので、それに勝ったところで主人公が凄く感じないんですよね。苦戦しても、手を抜いて苦戦する→ちょっと本気出す→虐☆殺 な展開ばかりだし。

・ランク付けとかがある
 世界観ガン無視の最低SSにありがちなもの。Kanonでファンタジーやったりすると良くある、というかU−1ものに良くありました。
 これは元ネタにランクで表される組織があったりすると登場して当然だったりするのですが、主人公の実力は大抵トップクラスであり、そこに「本当は高ランクの実力だけど、持っている証明は低ランク」という要素が加わると良くある設定になります。低ランクを装っている理由は「高ランクだと目立つから」「ランク検定に行くのを忘れていた」等がありますが、結局のところ「低ランクだと思っていた主人公が破竹の活躍をし、実は高ランクだとうことに気付いた周りのキャラ達から尊敬や嫉妬をされる」様を作者が書きたいだけなんだろうと思います。
 料理次第では良い展開に持っていけそうな材料ですが、最低SSの場合はほぼ100%マンセーのための設定です。


 ※1 「ニコポ」とは主人公の微笑み(にこっ)に女性キャラ達が頬を赤らめる(ぽっ)現象である。その見惚れる理由は様々あるが、あまりのイケメンさに見惚れるパターンが最も多かったように感じる。この描写の目的は笑顔だけで惚れさせることの出来る主人公のイケメンさを強調したかったのだと思う。多分。



 いざ書こうとすると書きたいことを忘れちゃうんだよなあ。


 成績が届きました。確実に落とす(というかレポートとか出してない)とわかっていた授業以外は全部取れました。勉強しないで成績取れちゃうと勉強とかしないでいいかなーとか思っちゃってダメですね、うん。